2009年01月08日

「ハクチョウの恩返し 〜蘇った伊豆沼・内沼」第2話

「ハクチョウの恩返し 〜蘇った伊豆沼・内沼〜」

第2話

「ハクチョウを救う支援の輪」


文・写真:若柳愛鳥会会長  川嶋保美


そんなある日、
心配した地元の人たちはもとより、
全国にハクチョウを救おうと支援の輪が広がり、
方々から餌となる、くず米やパンくずが届きました。         

その支援や真心に、みんなが心を打たれました。
たくさんの人々の思いを受け止め
吹雪や大雪の日、凍てつく日々も、
沼に張りつめた、厚い氷を割りながら
給餌を続けましたが、
それでも六十羽以上のハクチョウが
犠牲になってしまいました。


ハクチョウの恩返し~厚い氷を割りながら
給餌


三月のある夜、
ハクチョウたちが苦しみもがき、
首を長くし天を仰ぎ、
叫び声をあげながら、
バタバタと死んでいく夢を見ました。

翌朝、舟で沼をまわると、
五羽のハクチョウが死んでいたのです。
私は、静かに沼のほとりに葬りました。
このままではハクチョウも棲めなくなり、
渡り鳥も来なくなる……。
元の沼に戻してやり、ハクチョウたちを
救おうと気持ちを強くしました。


ハクチョウの恩返し 〜


仲間達で、沼近くの水路に生育するハクチョウの
好物であるマコモの伊豆沼への移植を試みました。

 
ハクチョウの恩返し 〜マコモの伊豆沼への移植

  
さらに、三百キロ離れた茨城県土浦市役所に
飛び込んでいき、レンコン栽培の農家を
紹介していただき、栽培方法を
教えてもらいました。


ハクチョウの恩返し 〜レンコン栽培

ハクチョウの恩返し 〜レンコン栽培


<第3話へ続く>


posted by KawashimaYasumi at 19:37| Comment(0) | 川嶋保美の作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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